2006年05月26日

最高の眠りを手に入れよう。

「運は夜つくられる」

人は、寝ている時は、横になっています。
これは天からの気地からの気を身体に吸収するためと風水では考えます。
人間は人生の3分の1を眠って過ごします。快適な眠りこそが運気向上の決め手となります。「どこでどう寝るか」は極めて重要なことなのです。

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眠りが浅く睡眠不足の人の理由は、寝室にやたら物が多いことがまず考えられます。
例えば、タンスがあり、その上にダンボールなどをゴチャゴチャと置いています。物が多いとホコリが溜まりやすく、また掃除しにくくなります。
ホコリはプラスイオンを増幅させ、医学的に見ても肺機能を低下させ、不眠症の原因にもなります。

また、枕元にコンセントがあるのも電磁波動の悪影響を受けます。
テレビ・パソコン・コンポなどの電化製品は、頭の付近には置かないようにします。

ドレッサーなど鏡を寝室におくと、気が動くので注意が必要です。
寝室は純陰の場であるため、気が動く鏡は出来る限り置かないことです。寝ている自分が映る場合は、完全に安眠の妨げとなります。

照明は、天井からのぶら下がり照明は避け、埋め込み式にして天井高を高くするのをお薦めします。
天井から吊り下げられる照明に圧迫され、人生に押し潰される暗示となるのです。また、同じ理由で梁(はり)の下で寝ることも避けましょう。

また、方位としては、本命卦から自分の吉方位を調べ、その方向に頭を向けて寝るようにします。
絶対に避けるべきなのは、本命卦の絶命方位や、五鬼方位に向いて寝ることです。安眠とは程遠い状態になりますので、いますぐ調べることをお薦めします。

寝室のカラーとしては、ベージュや茶系など落ち着きのある色彩で、安眠効果を得ることができます。
また、笑顔で眠りにつくようにしましょう。いやなことがあっても、眠りにその気分を持ち込んではいけません。いい眠りがいい夢を呼び、明日への活力に繋がっていきます。

2006年05月25日

インドの風水

先日、友人が「インド人の友達から聞いたんだけど、インドにも風水があるって。しかも、ヒマラヤ山脈を境に、中国文化圏の風水と、方位の関係が正反対らしい。」と教えてくれました。

お恥ずかしい話、初耳でしたので、ちょっと検索してみましたら、いくらか日本語のサイトも出てきました。

バジルを使った体の浄化法など、興味深い記事も掲載されていましたよ。

Vaastu Shastra(ヴァーストゥ・シャーストラ)とは、一言で説明してしまえば「インドの風水」である。
住環境が人間に与える影響を考慮したインドの伝統的建築学で、例えば北東は祭壇、南東は台所、西は食堂、東や南に寝室、北は宝物庫などと規定されている。

とのこと。中国の風水でいう羅盤のようなものも見つけました。概念的には、すごく似ているようですね。どちらが先なのかは、よく調べておりませんのでわかりませんが、普遍の真理というのは、どの地でも似ているということでしょうか。

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2006年05月24日

風水グッズの心理的効果について

風水は、環境を整備する学問ですが、実に様々な要素が関わりあって体系付けられています。
例えば、深層心理にいかにアクションするか?風水はシンボル(象徴)を用いることにより、それを簡単に実現します。

例えば風水グッズと呼ばれる置物の類ですが、あれはただの気休めではなくわたくしたちの深層心理に知らぬ間に影響を与える形状、波動、色などを持った物体なのです。

例えば、会社の玄関に宝物をたくさん積んだ帆船の置物を置くと良いといいますが、これも会社の内側に向かっていなければなりません。

これは、毎日帆船を見るたびに、「宝物がうちの会社に向かっている。」という意識を、知らずしらずのうちに植えつけていることに他なりません。
それが、自信につながり、商売にも活気が出ることは、言うまでもないでしょう。

また、レジや金庫を映す、大きめの鏡があると良いです。
これは、すなわち映ったものが2倍になるという暗示であり、まさに「思考は現実化する」の世界へと、わたくしたちを誘導します。
同じ考え方で、レジや金庫のまわりに、コインや黄金の延べ棒や宝石など(もちろんイミテーションで構いません。シンボルですから)を置くことにより、そのパワーは増すのです。

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大きめの鏡というのは、やはりレジがまるまる映ることが大事だからです。
見る角度にも依りますが、途中で切れがちなのは、よくありませんので。

架空の動物の置物なども、以上の理由で、一番良い波動を出して、意識を変革させる力があるというものが、今に伝えられているのです。

2006年05月23日

風水ピカピカ理論

光るべきところが、ちゃんと磨き上げられていますか?ということです。

どちらかというと、これは入っていらっしゃるビルのメンテの部分かも知れません。
儲かっているビルは、メンテも行き届いていますから、当然どこもピカピカです。
儲かっているビルということは、儲かっている会社が長く入っているということですね。
そんなビルは、儲かる気の流れがありますから、テナントさんも右肩上がりで繁盛するでしょう。

反対に、掃除もろくに入っていないビルは、テナントも空きがちで、賃料も下がり続けますから、儲かっていない会社ばかり集まってきます。
そんなところには、良い気など存在しませんから、余計に業績は傾きます。

ですから、起業する時には、可能ならばちょっと無理して、いいオフィスを借りるべきなのです。
もしくは、業績が上ってきたら、どんどん環境のいいオフィスに転居するべきなのです。
上昇気流、上向きのスパイラルに乗るためです。例えが極端ですが、六本木ヒルズで毎日働くと考えてみて下さい。
ちょっとバブリーなきらいはありますが、「成功者」に混じってウキウキしながら仕事するのと、潰れそうな会社の隣で仕事するのでは、テンションがまるで違ってきますよね。そしてそれは、そのまま業績に表れます。

話がそれましたので、ピカピカに戻りますけど、

以前、よく出入りしていた中央区小伝馬町の、Sビル。石造りの、一見古くさいビルです。
しかし、こうした古いビルにありがちな真鍮製の手すりやドアまわり、階段の飾りにいたるまで、毎日指紋ひとつないくらいに、磨かれていました。
少しもくすんでいないのです。

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古い外観と、ギャップのあるこのピカピカさには、かなり衝撃を受けまして、以来そのビルに行くのが楽しみになりました。
こうして人の集まるビルが、儲からないはずがありません。
ピカピカは、生気を生み、それは集客に直結します。オフィスでも、従業員の快適さに繋がりますから、仕事がはかどりますよ。
単純なことですが、風水では重要な成功の秘訣です。

光るべきところは、光らせる!です。

2006年05月22日

「捨てる風水」は、世界共通の成功概念。

以前も書きましたが、風水では、捨てることは運気を呼び込むのに非常に効果的とされます。
使わないような不要な物が、ずっとそこにあることは、陰の気を停滞させることにもなりますし、スペースを食ってしまい、良い気が入ってくる場所を奪うことにもなりかねません。

ぜひ、毎月、毎年など、ペースを決めて不要物を整理する習慣をつけましょう。
良い気が入ってくる空間は、空けておかなければならないのです。

また、ただ捨てるのではなく、慈善団体などに寄付するのも良いことですね。
こういうことは、世界共通の成功法則だと思いますが、他の人に恵みを施せるのは、その人の心が豊かでゆとりがあるからです。

心が豊かな人のもとには、人の輪ができます。
人が集まると、いろんなビジネスチャンスも出てきます。

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例えば、ユダヤの教えには「人に与えるほど自分に返ってくる」とあり、
「お布施を積むぐらい、良い評判を広めるのに、容易な方法はない」とも言っています。
このようにビジネス好きなユダヤの人々の考えも、実に風水的な部分があり、非常に面白いと思います。

【施し散らして、なお富を増す人があり、与えるべきものを惜しんで、かえって貧しくなるものがある。物惜しみしないものは富み、人を潤すものは自分も潤される。】
~旧約聖書・箴言11章24節~

2006年05月19日

風水で名刺を作ると・・・

先日、ご質問を受けましたので、本日は名刺について、書いてみたいと思います。

ビジネスにおける名刺の重要性は、誰もがわかっているところと思います。
以前にもちょっと書いたかもしれませんが、風水で名刺を作ると、以下の注意点が出てきます。

●当然のことながら、社名が良いかどうか。
これは、風水というよりは、同じ「相」の仲間である、名相の分野になります。

●ロゴマークのチェック
経営者の本命卦や四柱推命に基づいた、最適な色や形に調整するとベストですね。
総じて言えば、丸みのある、明るく安定感のある印象のものが良いでしょう。
色についても、五行の法則を活用すべきです。例えば2色を一緒に使うならば、相生の関係にあるものを使いましょう。
ちなみに、白と黒は、陰陽のマークにもあるように、最も調和する組み合わせと言われています。

●太極の扱い
太極とは、名刺の中心のことです。ここが何も印刷されておらずに、空白になっていると凶相となります。
何かしらで埋めておきたいところです。
最近は、デザイン重視の名刺も増え、わざと中心を空白にすることも多くなっています。
そんな時は、ちょっとお金がかかりますが、真ん中に透かしを入れてみるとか、縁起の良いスタンプを捺すなどしてみるといいでしょう。

●名刺のサイズ
風水には、「吉寸法」と「凶寸法」というものがあり、それをみる専用メジャーもあります。
名刺のような身の回りの道具というのは、このうちの丁蘭尺という尺度で測りますが、そうしますと今日本で使われている名刺は、長い方は吉ですが、短い辺は凶寸法ということになってしまいます。
名刺は長方形のものだとするならば、短い方は約4センチ以下にしないといけないのです。
ちょっとこれではどうしようもないですので、サイズに関しては現行のままで、中身を工夫するという方向性でよろしいかと思います。

2006年05月18日

ビジネス風水の基本

ビジネス風水の基本をお話いたしましょう。
それは、商売の繁盛や事業の成功を収めるためには、「天」「地」「人」を整えることが不可欠だということです。

それでは早速ですが、実際にビジネス風水調整を行う手順をご説明いたします。

まずはじめに、経営者の本命卦を割り出し、四柱推命を立てます。
会社の運命と共にある人ですから、最も綿密に調査し、その気質と運勢を把握する必要があるのです。

四柱推命は、ご存知の通り、中国五術の「」のうち、最も精度が高いものとされ、生年、月、日、時から宿命を算出し、人生設計のガイドとするものです。
その的中率は、「まったく外れることがない。もし外れたならば、あなたの生年月日が間違っているのだ。」と言われるほどです。

中国の戦国時代には、自分の生年月日をわざと反対の結果が出るように公表し、それを戦略として利用していたくらいで、いまでも、香港や台湾の有識者は、自分の正しい生年月日が人に知られることを嫌がる人は多いのです。
さて、四柱推命は人が変えられない「宿命」を分析するものですが、こうしてご自分の運勢を知ると、喜ぶ方もいらっしゃれば、ショックを受けてしまう方もおられると思います。
しかし、それが良くても悪くても、自分の運勢がわかったことで、今後のために何らかの対策が取れるはずです。それが、自分の宿命を知る本当の意味です。

また、自分の宿命は変えられなくても、会社の「宿命」は創造することが出来ます。おわかりですか?実は人が生まれたときに本命卦や宿命が決まるように、会社の誕生日=登記の日を最適な日にすることで、最大限「」の力を借りることが出来るのです。

しかし、新しく会社を作ることが出来ない場合はどうすれば良いのか?
そこで、風水を活用するのです。風水は、「」の気を最大限に高めて、自分の周囲の環境を改善していくもの。地の気を味方にして、運を呼び込んでしまうのです。
宿命は変えられませんが、こうして「運命」を変えていく。これが、「改運」ということなのです。

風水による調整では、先に調べた本命卦、四柱推命に加え、建物・オフィスの方位を元に宅気を割り出し、さらに周辺の環境からの気を調査します。
そしてこれら各要素を考慮した上で、レイアウトの変更や配色など、快適に仕事をするためのオフィス作りを指南していきます。
そうすることで、オフィスの気が旺盛になり、活気のある空間となります。こうなったら、事業がうまく行くのは、当然の結果ともいえますね。

では、最後の「」とは何か?それはお客様のことでもあり、スタッフのことでもあります。
よいオフィス、よい会社には、よいスタッフが集まり、よいお客様がいらっしゃいます。
「天」を知り、「地」を整え、会社に活気を与えることで、よい「人財」が転がり込んでくるということです。

このような、好循環を作り出すことが、ビジネス風水の最終目的であり、多くの経営者が手にしている成功の要因なのです。


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2006年05月17日

オフィスの水槽

オフィスに水槽がある会社は、かなり多いと思います。
最近では、自動餌やり機なるものも登場し、長期間オフィスを空けても飼えるようになりましたね。

風水の世界では、水は気を発生するものとして、重要視します。そういう意味で、オフィスに水槽など、水にまつわるオブジェクトがあるのは、望ましいことです。

ところで、水槽の中には何を飼っていますか?

熱帯魚が一番多いのでしょうね。

しかし、古来より中国で成功者の飼う魚といえば、間違いなく「アロワナ(龍魚)」です。特に金色のものは、あなたのビジネスを発展させるとされています。

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アロワナは高価な魚ですし、何匹も飼う必要はありません。アロワナは一匹でも寂しくない魚で、悠々と泳いでよく育ちます。あの泳ぐ速度が、人間にとって気持ちのいい、安らぎを与えてくれるスピードということは、実際にご覧いただければ納得できるはずです。

さて、気になる水槽の場所ですが、基本は水の方位である「」か、金運をつかさどる「南東」になります。また、オフィスの宅卦から、財方(死気方位)をチョイスするのも有効です。ぜひ、良い位置を探し当て、あなたのオフィスの龍穴を作って下さい。

2006年05月16日

窓の外の風景

あなたのオフィスや家の窓からは、何が見えますか?
風水では、何が見えるか=どんな気を受けているかを考えます。

いろいろありますので、一例ということでお話します。
電柱」が目の前に立っていたりしませんか?これは、「電柱冲殺」といい、凶相です。
電柱があることにより、風水の基本である電磁波的な悪影響はもちろんのこと、コンクリートの棒が立っている⇒いつ倒れるか分からないという潜在的な恐怖心を作り出します。

特に、電柱の先端が見えているときはその負の気は高まります。風水では、先端とか、尖ったものには注意をします。攻撃的な気が発生する象徴となるのです。

高圧線の鉄塔なども同じ理由で凶です。こちらは電磁波的にも恐ろしい作用がありますので、高圧線の直下などでしたら、出来れば引越しをされるのがベストといえます。

さて、こういったケースの化殺には、凸面八卦鏡を使用します。電柱が映るように設置します。凸面の鏡は、気を跳ね返すもの。良い気もいっしょに跳ね返してしまいませんように!

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2006年05月15日

寿星(寿神)とは

寿星(寿神)

古来より、長寿を約束するとされる「寿星」は、「南極老人星」のことだとされています。

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南極老人星とは、全天で2番目に明るい星、竜骨座のカノープスのことで、北半球の緯度の高い地域で、冬場に南の方角、地上ぎりぎりに見えるか見えないかの星です。
中国では、「この星を見ると寿命が延びる」「この星が現れると天下は平安である」とされ、よって南極老人星の化身である寿神は寿命を延ばすめでたい存在だと考えられたのです。

身長低く肩幅は広く、頭が長い2頭身の老人として描かれることが多く、白髪で顎鬚は長く、巻物の結わえられた杖を携え、長寿のシンボルである桃を持っているとされます。

日本の七福神の福禄寿は、まさにこの「寿老人」からきており、七福神のなかに別に「寿老人」がいることを考えると、複雑な気持ちもしますよね。

2006年05月12日

禄星(禄神)とは

禄星(禄神)

禄星」は、資産を増やし出世昇級をもたらすとして古代より敬われてきました。

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中国では子供を財産(財宝)と考えて、描かれる姿は子供を抱いていたり、宝巻を手にしていたりすることが多いようです。
また、「禄」と同じ発音の、「鹿」として表現されて、寿星が乗っているパタンも、多く見受けられます。

さらに、「六」にも発音が近いことから、出世をもたらす「文昌六星」(北斗七星の第4星、出生には勉学が必須だったため、中国では学問の神様としても深い信仰を集める)とも関連付けられ、禄星は民間信仰あつく現在に至っています。

ちなみに、上の丸い図は、「禄」をあらわす「寿字」と呼ばれるもので、中国ではいたるところで見かけることが出来ます。

2006年05月11日

福星(福神)とは

福星(福神)

中国で、出生栄達や子孫繁栄をもたらすと信じられてきたのが「福星」。
道教思想の「天官」と結びついて、冠をかぶった裕福な官僚の姿で描かれます。
また、「福」が蝙蝠の「蝠」と同音であることから、蝙蝠は福星の生まれ変わりとされ、吉祥図には欠かせない存在となっています。

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福星とは、古代中国の天文学では木星(歳星)を指しました。そう、以前取り上げた太歳のことですね。五行思想によって、歳星に「木」が充てられたため、木星となったのです。
福の神として信仰される一方、犯してはならない大地の神として畏れられてもいたのですね。

先に書いた「天官」ですが、道教ではこの世界は「天官」「地官」「水官」の三界公(三界大帝)が統治すると考えられており、天官は天界を治めて人々に福をもたらすとされ、特に信仰を集めています。

天官=木星=福神という図式は、中国人のDNAに取り込まれた、重要な縁起物なのです。

2006年05月10日

福禄寿について

縁起物のおはなし。
日本では福禄寿といえば七福神のひとりとして有名ですが、これは中国から日本に入ってから、民間信仰のなかで変化していったもの。向こうではいささか事情が違います。

中国人の3大願望(日本人も同じだとは思いますが)である、幸運「福」、富「禄」、長生「寿」をそれぞれ司る、福星、禄星、寿星の「三星」を指す言葉なのです。
つまり、三人います!
イメージはこんな感じです。(中国の映画から:左より福禄寿の順)

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日本でいう福禄寿は、背の低い、頭の長いおじいさんですから、寿星のことを言っているようですね。

中国の福禄寿は、「三星神」ともいい、新年を祝うときに飾る「年画」の代表的な縁起物の図案、「三星高照」のモチーフとして古来より親しまれています。

次回からひとつずつ(ひとりずつ?)、説明することにいたします。

2006年05月09日

キトラ古墳の白虎について

2006年5月12日より、修復中の奈良県キトラ古墳の有名な壁画の一部、「白虎」が一般公開されます。
そこで、今回は風水と四神について少しお話しましょう。

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風水の基本的な考えの中に、四神(中央の黄蛇もしくは麒麟を加えて五霊とも)があります。
これは、東西南北のそれぞれに、聖獣を守り神としてあてはめて、人間が活動していく中で、ベストな「状態」は何か?を教えてくれるものです。

では、ひとつひとつその意味合いを見てみることにします。。


北(背後)には亀(玄武)がいます。背後にどっしりとした物を配置する安定かつ完全な状態を指し、後方からの攻撃に対する不安を解消してくれます。
(人間は、背後から何かが迫り来る不安を、本能的に持っているのです。)
インテリアで言えば、壁や、ついたてになります。

南(前方)には鳳凰(朱雀)がおり、わたしたちに、高い視点からの豊かな情報や、その美しさから大いにインスピレーションを与えます。
これは、わたしたちの前方には、広いスペースが必要なことを示唆してくれます。例えば壁に向かって仕事をするのは、基本的にはクリエイティブさを発揮しにくいと考えます。

東(左側)には竜(青龍)がいます。竜もまた遠くを見渡すことが出来ますが、同時に重要な決定を下す賢さのシンボルでもあります。
インテリアに応用するならば、あなたの左側にタンスや本棚など、背の高い家具を配置するということになります。

西(右側)には虎(白虎)が控えています。攻撃にも防御にも優れますが、いつも姿勢を低くして身構えています。
自分の右側には、この虎のように、サイドテーブルや収納ボックスなど、背の低い家具を配置することで、利便性と安定を得られます。
右はわたしたちの多くの利き腕ですね。

以上、自分のまわりのインテリアに例えて書いてみましたが、規模が大きくなれば、家とその周辺状況、都市とその周辺の地形に例えることになります。非常にわかりやすく、興味深い理論ですね。

五霊のイメージ図はこちら

2006年05月08日

地の気と地域格差についての質問

今回は、興味深い質問をいただきましたので、お答えしますね。

A:東京と大阪では気の流れが違うということを聞いて思ったのですが、どうも私が住んでいる滋賀県は風水的にみてあまりよくないのではという感じがしてならないのです。
例えば懸賞などでも当選者で滋賀県の人はほとんどみないし、宝くじの高額当選者も滋賀県はワースト3にはいります。
それに引き換え鳥取は人工のわりにすごく多いです。風水的に見て滋賀県ってどうなのでしょう? (滋賀県:Aさん)


Q:地の気が流れる通り道を、「龍脈」といい、そうしたエネルギーが集まって湧き出る場所を、「龍穴」と呼びます。
確かに、地域ごとに地の気の流れは異なります。東京の場合、富士山から流れ出た日本で最大の地の気が、いくつもの龍脈に分かれながら、最後は皇居に到達集合します。
風水に詳しい徳川家康は、この大きな龍穴の上に江戸城を構え、永きにわたる徳川の世を築いたというわけです。

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富士山の地の気ほどでなくても、各地の山々からは、気が溢れ出しています。
その強さや、気の活かし方、またもともとの地相により、その地域の振興具合に差があるのは、残念ながら事実と言わざるを得ません。

例えば風水師の間でよく言われるのは、大阪の地の気が死んでいるという見立てです。
京都方面からの龍脈が、大阪の龍穴である大阪城に向かって気を走らせていたのが、大阪ビジネスパークに建つ高層ビル群が、寸前で遮断してしまったと。
付近の川の埋め立ても影響していると言われます。川や道路、線路など流れるものは、現代の龍脈としてうまく活かさねばならないのです。
江戸時代に、天下の台所としてあれほど隆盛を誇った商売の街が、どうも近年元気がないのは、そのせいだというわけです。

さて、滋賀県のお話ですが、大きな「溜まり水」である琵琶湖を湛えるあの地形は、確かに絶好の風水宝地だとは言えませんね。
しかし、全体としてそうだとしても、個人レベルではほとんど関係ないと考えていいと思います。
県という区切り自体、便宜上作られたものでしかありませんでしょ。県全体が運が悪いなどと考えてしまうと、思考がマイナスになってしまいますから、あまりこだわらなくてよろしいかと思いますよ。
個人として、家やオフィスをきちんと風水調整し、生活環境を整えることで、十分運気を上げることは出来ます。
ぜひ頑張って、懸賞や宝くじを当ててください!良いご報告を心からお待ち申し上げます。
あ、鳥取を例に挙げられていましたが、鳥取は伯耆富士とも呼ばれる霊山、大山(だいせん)がありますからねぇ。強敵ですよ!(^_^)

assisted by 近代図案