2007年03月09日

【社長の風水】第三回「8人中7人が間違っています。」

▼8人中7人が間違っています。


 何のことかって?本命卦(ほんめいか)による吉方位=座る方向ですよ。


 以前にも申し上げましたが、人間は、地球という大きな磁石の中で生きてい
 ます。ですから、生まれた時の地磁気の流れに感応するようになっており、
 それが、健康状態や気の流れ(運勢)にも影響を与えるというわけです。


 というわけで、人間には方位に関しての8つのタイプがあり、それを本命卦
 と呼びます。これは、生まれた年と、性別で変わります。


 ちなみに、日本の易学では、一白水星からはじまり、九紫火星まで、9つの
 タイプに分けますね。しかも男女、年が同じなら星も同じです。これらは、
 もともとは中国から伝わった占星術の一派のはずなのですが、いつの間にや
 ら、かなり違いが生じてしまいました。不思議です。


 風水の八卦では、五黄は中央に位置しますので、星が9つというのは同じで
 も、方位に対応したタイプは8つになります。


 さて、それではあなたがどの本命卦になるのか、調べましょうね。


 調べると言っても、一覧表がありますので、それを見れば一発です。
 風水オフィスドットコム~やさしい風水入門・本命卦


 離・坎・震・巽・艮・兌・乾・坤 のどれでした?


 さらに進みます。次のページで、その本命卦ごとの、基本吉凶方位を示して
 あります。最大吉から、最大凶までありますね?これが、一生変わらない、
 あなたの基本方位です。


 東に吉方位が偏ったグループ(東四命)と、その逆のグループ(西四命)が
 あるのがおわかりになったと思います。これも、後々よく出て来ますから、
 ちと頭に入れておいていただければと思います。「自分は東の離だな。」と
 いう感じですね。


 そしてやっと、最初の「座る方向」のお話になるわけですが、会社でお仕事
 されている時、どちらの方向を向いていらっしゃいます?そうなんです。こ
 こで、最大吉方位を向いていただきたいんです。8人中7人が間違っている
 と申し上げたのは、方位が8つですから、その確率ということなんですね。


 それで、その最大吉方位に向いて座っていただくことで、あなたの生命エネ
 ルギーがマックスになり、何事にも積極的に自信をもって立ち向かえるよう
 に、生気に満ちる。地球の磁場エネルギーを、最大限に受けられる方位だと
 お考えください。


 ただね、どうしてもレイアウトが変えられないとか、自分だけ斜めになって
 しまって、かえって違和感があるとか、事情がおありだと思います。
 ですから、最大吉でなくとも、少なくとも吉方であれば良しとしましょう。


 しかし、最大凶方位は絶対に避けるべきです。実は寝るときも、吉方位に頭
 を向けて寝るのが良いのですが、最大凶はいけません。あなたの生命エネル
 ギーを弱くし、あらゆる不具合を起こします。わたくしの、短い風水歴の間
 にも、寝る向きを吉方位に変えただけで、健康状態を改善された方が何人も
 いらっしゃるんです。


 同じことが、会社の中心=社長であるあなたに起こったらどうでしょう?
 大切な会社がおかしくなっちゃうとまずいですから、それは何とかお避けく
 ださいね。ましてや会社で仕事中に座る方位です。重要です。重要です!


 あ、そうそう、うちの会長は35年、最大吉方位を向いて座っております。
 もちろん知らずにですけど。でもそのおかげか、小さな会社ですが存続して
 おります。

 ではまた、しばらくしたらお話に参りますので、どうぞよろしく。

写経のすすめ

みなさんの中には、写経をした経験のある方もおられることでしょう。写経とは、文字通り墨と筆を使用し、御経を写すことを言います。

一般的には「般若心経」となりますが、ご自分の宗派のものでもよろしいかと思います。
ポイントは、なるたけ墨汁や筆ペンでなく、硯で墨を磨って書かれることです。

墨を磨るとき、人の邪念も磨られるという潜在意識をイメージするためです。

御経の一文字一文字は、「仏」を意味し、それを書き写すという行為は、御先祖を思う気持ちの表れということで、先祖の供養ともなります。(最近の風水では、陽宅といって住宅の風水ばかりがクローズアップされますが、実は陰宅という墓所の風水も、同じくらい重要な要素であります。)

出来れば、ご家族で写経されると良いでしょう。そしてその紙を、住居の土地の四隅に埋めるようにします。炭や水晶と同じく、邪気浄化の働きがあるとされます。
また、ご家族のコミュニケーション作りにも一役買うことでしょう。


ところで、風水に香りは付き物ですが、写経には塗墨が付き物です。

塗香とは、そもそもは行者が清めのために使う粉末の香。
自らを清めるために、この香を手や体に塗って使用することから“塗香”(ずこう)と呼ばれます。

天然の香薬種を調合して作られたその香りは、香房によって様々な香りがあります。
今日つかわれているのは粉末状の黄土色系や茶系のもの(抹香状)です。

一般の方でも一部には写経の際などに使う習慣があるようですが、最近では天然香薬種で作られたその香りの良さから、宗教的な意味合いとは関係なく、純粋に香りを楽しむために使われる方も増えています。
形状が粉末のため、専用の“塗香入”に入れて使用するのが一般的です。

実際の所作は塗るというよりは付ける程度です。
天台の所作では、修行に入る前や法要を執行する前に、指ひとつまみの少量を手につけて口に少し含み、そそて手をもみ合わせ、その後、その両手で胸のあたり(実際は衣の上にです)に付けます。
要は身(からだ)・口・意(意識)の三業(さんごう)を清めるために付けます。
もともとの起源はインドにあり、香木から香料を取り、体に付けて体臭などを消すのに使ったということです。
ここから発展し、身体を清める、邪気を寄せ付けないという意味で仏教で取り入れられたということです。

風水は特定の宗教とは関係はありませんが、その成り立ちに、いろいろな宗教の影響を受けていることは間違いありません。
写経によって得られる心の安らぎを、みなさんも体験してみてはいかがでしょう?
気持ちがよくなる、気分がよくなることは、風水で目指す最高の状態です。

2007年03月01日

【社長の風水】第二回「小食のススメ!」

▼風水とは、いかにストレスを取り除くか?


 これを追求する学問ということができます。オフィスの風水リフォームや、
 レイアウト変更も、無意識なものを含めてこういった環境からくるストレス
 をいかに排除し、自分を地球の磁場に感応させ、環境を最適化するかという
 のがテーマとなります。


 わたくしは、風水という概念を、広義にとらえていますので、風水書に書か
 れていることだけを風水だとは考えません。ですから、単にストレスフリー
 にする方法なども、わたくしにとっては立派な風水なのです。
 あなたにも、そういうスタンスでお付き合いいただければ幸いです。


 そこで、今回は人間の「体の最適化」について書かせていただきます。

 まぁ、このあたりは、一種健康法的な部分でもありますから、賛否両論あっ
 て当然なのですが、今回は、風水的、というか東洋の考えをもとにすると、
 最後にはこういう結論になるのかなという内容です。では、早速参ります。


 現代日本人の一番深刻な健康上の問題は、ずばり「食べすぎ」です。


 少し前に、テレビでもやってましたが、元来人間の体は、空腹にいかに対応
 するかという作りになっています。原始の狩猟の時代から、つい百年ほど前
 までは、「常に満足に食べられない状態」にある人がほとんどでした。


 だから、ここ百年くらいで、「食べすぎ」状態のひとが増えてきたことには
 DNAレベルで全然対応できていない。現代の成人病の、ほとんどの根源は
 この食べ過ぎにあるといっても過言ではないのです。


 江戸時代の末期から、一日三食食べる人が増えたんですが、それまでは一食
 か二食でした。特に、戦後アメリカ式の栄養学で、当時栄養不足だった日本
 人に、「三食きちんと」食べることが良しとされてから、決定的となったん
 ですね。


 これが、どうやら食べすぎだというのです。


 特に朝は、もともと排泄の時間で、体のいろいろな器官が、要らないものや
 悪いものを出そうと頑張っている時間帯のようです。そこへ「朝の活力源を
 食べなきゃ!」とおかわりなんかしちゃったりしてモリモリ朝食を食べると、
 余計な負担を臓器にかけることとなり、即ちストレスとなります。臓器もピ
 カピカで、どんどん燃焼できる子供ならともかく、内臓ヨレヨレの大人は、
 それでさらにダメージを受けている可能性があるということです。


 つまり、まだ前日の「処理」をしているうちに、新しい仕事がドサっと来て
 しまう。体の「気」をマスターしている人などは、そう感じるそうです。


 現実的にも、早起きで、起きてから数時間たっている人はそうでもないでし
 ょうが、起きてすぐ、まだ胃腸も眠っているような時間帯にバタバタと朝食
 を詰め込んで、というのは無理があるように思いません?知らない間に、臓
 器に負担をかけているとしたら、怖いことですよね。


 ということで、朝食を食べないというのが、今回言いたかったことなんです
 が、とりあえず二食にするんです。実はわたくしも、ダイエットをしていた
 時に、何の気なしにそうしたんですが、それはいまでも続いています。


 最初は、ちょっとお腹がすくような感じもありましたが、数日で「普通のこ
 と」になりましたね。それに加え、朝起きて、水を飲むと数分のうちに便意
 を催すようになり、すっきりした状態で出掛けられるようになりました。


 むしろ、よくもまぁ、これにプラス一食食べてたものだと思いますね。


 そろそろお時間ですので、まとめますが、「気」の巡りがよく、健康で充実
 した人間になるためには、一日二食がオススメ!


 しかも、最初の一食は、ヨーグルトとか、野菜ジュースや果物、良質の黒砂
 糖などを摂るくらいで十分のようです。こうすると、カロリー的にはかなり
 少なくなりますから、自然とダイエットにもなります。そして、夕食は日中
 そんなに食べなかった分、楽しく大いに食べる!


 いろいろ考えると、なんとなく、こんな感じに行き着きます。わたくしも、
 まだ二食にした段階までですので、実証が出来ていないのですが、今後ぜひ
 進めてみるつもりです。昔からよく言われる、「腹八分目」の本当の意味が
 ようやくわかるのかも知れません。


 社長は会社の中心です。不意の病魔に足をすくわれないように、備えておい
 てくださいましよ。

【社長の風水】第一回「風水とは何ぞや?」

▼口を酸っぱくして申し上げますが、、、


 風水は「占い」ではありませんから。


 風水オフィスのページでも、そう書いているつもりなのですが、質問メール
 などには、「どうやって占うのですか?」とか、「風水占いではこう言って
 ましたが・・・」など、どうも混同されている方が多いんです。


 特に「風水占い」というもの。


 うーん、何なんでしょう?理解に苦しみます。完全な創造物であります。
 好きな方には、別に文句も申しませんが、風水という、一種独特の雰囲気を
 持つ言葉を利用した、遊びにしか見えませんね。踊らされているのが気の毒
 です。


 まいっか。このメルマガは、大人のための風水セミナーですから、そういう
 のは放っておいて、マイペースに正統な風水学をお伝えして参ります。


 では、占いでなければ、いったい何なのかというお話。重複している読者さ
 んには申し訳ないのですが、昼間書いている別のメルマガからの引用です。

 風水は、いわゆる占いとは違うというのは、よく言われることですが、では
 何よと言われると、ちょっとかじった人でも、うまく答えられなかったりし
 ます。


 答え:風水は、中国を中心とした東洋五術のなかで「相」に分類されます。


 「相」というのは、ものの形や状態から、吉凶を判断する方法です。手相や
 人相、印相や名相(姓名判断)と同じ分類なのです。その中身は、先人たち
 が仮説⇒検証を数千年繰り返してきた、統計学といえます。


 例えば、「こういう土地に家を建てたら快適になった」「この方角に便所を
 作ったら、○○年生まれの人が病気になりやすい」など、生活の中での細か
 な、本当に細かなデータの集積なんですね。


 その中で法則性を見出し、徐々に体系的にまとめられたのが、今日の伝統的
 な中国風水です。仮説⇒検証⇒法則、まさに現代科学のやり方と、まったく
 同じことを、ずーっと昔から、時間をかけてやってきたというわけです。


 まとめますと、風水は「空間」についての総合環境学といえますね。


 で、風水は、人間を8つの「本命卦(ほんめいか)」というタイプに分けて
 考えていきますが、ここで大事なのは、「本命卦では人の運命は見ない」と
 いうことです。詳しくはまた次回以降にお話しますが、運命(宿命)を分析
 する学問は、四柱推命を始めとする、東洋五術のひとつ「命」で行います。
 これは、生年月日時(詳しくは出生地も)をデータとする意味では、西洋占
 星術とも同じカテゴリーになりますね。


 確かに、空間の調整だけでは、環境整備は完成しませんので、風水師は何ら
 かの「命」との両輪で、鑑定を進めることが多いです。まぁ、そこらが混乱
 のきっかけになっているのかも知れませんね。


 話は戻りますが、本命卦では人の運命は見ませんので、占いではないことは
 お分かりいただけたでしょうか?


 あ、どうやら時間になってしまいました。
 いいところでしたが、わたくしもそろそろやはり帰らないといけません。
 家族が待ってますからね。(全然待ってなかったりして!)
 ではまた!

assisted by 近代図案