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東洋五術-命(めい)について

東洋五術とは、中国文化圏を中心として体系化された思想・技術の総称です。
「命」、「ト(ぼく)」、「相」、「医」、「山」から成り、それぞれ人の運命、人の幸せ、人の成功、家庭の安定、社会の平和(民の幸せ)などを目指しているのです。

本日は、その中から「命(めい)」についてお話いたしましょう。


よく、「宿命」とか、「運命」などといいますが、この2つは似ているようで全く違うものです。
「宿命」は、その人の生まれながらに決定された質で、変わることはありません。と言いますか、変えることは出来ないのです。
一方、「運命」というのは、例えば「開運」というように、変える、切り開く余地があるものです。中国や香港では、開運のことを「改運」というように、人々は自分の運勢を好転させることに必死になっています。
これは、運命は変えられることを知っているからに他なりませんね。
また、あらかじめ自分の運勢を知っておくだけでも、人生の進路で迷わなかったり、仕事の重要な決断を迷わず出来たりと、より良く生きていくために非常に役に立つのです。

こうした、宿命を分析するのが「命」であり、
1.四柱推命
2.紫薇斗数推命
3.算命術
4.六壬推命
5.遁甲推命
6.河洛推命
7.淵海子平推命
8.本命卦
9.中国占星術
などがあります。西洋の占星術もこの類に含まれますね。
いずれも、その人の生年月日、生まれた場所などから「命」を割り出し、分析をします。

中でも、四柱推命は「外れることがない。もし外れているならば、あなたの生年月日が間違っているのだ!」ともいわれる超一流の統計学です。ビジネスにも生かされることが多く、新入社員の採用時に、こっそりと四柱推命を調べている企業も少なからずあるほどです。

assisted by 近代図案