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地の気と地域格差についての質問

今回は、興味深い質問をいただきましたので、お答えしますね。

A:東京と大阪では気の流れが違うということを聞いて思ったのですが、どうも私が住んでいる滋賀県は風水的にみてあまりよくないのではという感じがしてならないのです。
例えば懸賞などでも当選者で滋賀県の人はほとんどみないし、宝くじの高額当選者も滋賀県はワースト3にはいります。
それに引き換え鳥取は人工のわりにすごく多いです。風水的に見て滋賀県ってどうなのでしょう? (滋賀県:Aさん)


Q:地の気が流れる通り道を、「龍脈」といい、そうしたエネルギーが集まって湧き出る場所を、「龍穴」と呼びます。
確かに、地域ごとに地の気の流れは異なります。東京の場合、富士山から流れ出た日本で最大の地の気が、いくつもの龍脈に分かれながら、最後は皇居に到達集合します。
風水に詳しい徳川家康は、この大きな龍穴の上に江戸城を構え、永きにわたる徳川の世を築いたというわけです。

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富士山の地の気ほどでなくても、各地の山々からは、気が溢れ出しています。
その強さや、気の活かし方、またもともとの地相により、その地域の振興具合に差があるのは、残念ながら事実と言わざるを得ません。

例えば風水師の間でよく言われるのは、大阪の地の気が死んでいるという見立てです。
京都方面からの龍脈が、大阪の龍穴である大阪城に向かって気を走らせていたのが、大阪ビジネスパークに建つ高層ビル群が、寸前で遮断してしまったと。
付近の川の埋め立ても影響していると言われます。川や道路、線路など流れるものは、現代の龍脈としてうまく活かさねばならないのです。
江戸時代に、天下の台所としてあれほど隆盛を誇った商売の街が、どうも近年元気がないのは、そのせいだというわけです。

さて、滋賀県のお話ですが、大きな「溜まり水」である琵琶湖を湛えるあの地形は、確かに絶好の風水宝地だとは言えませんね。
しかし、全体としてそうだとしても、個人レベルではほとんど関係ないと考えていいと思います。
県という区切り自体、便宜上作られたものでしかありませんでしょ。県全体が運が悪いなどと考えてしまうと、思考がマイナスになってしまいますから、あまりこだわらなくてよろしいかと思いますよ。
個人として、家やオフィスをきちんと風水調整し、生活環境を整えることで、十分運気を上げることは出来ます。
ぜひ頑張って、懸賞や宝くじを当ててください!良いご報告を心からお待ち申し上げます。
あ、鳥取を例に挙げられていましたが、鳥取は伯耆富士とも呼ばれる霊山、大山(だいせん)がありますからねぇ。強敵ですよ!(^_^)

assisted by 近代図案