【社長の風水】第一回「風水とは何ぞや?」
▼口を酸っぱくして申し上げますが、、、
風水は「占い」ではありませんから。
風水オフィスのページでも、そう書いているつもりなのですが、質問メール
などには、「どうやって占うのですか?」とか、「風水占いではこう言って
ましたが・・・」など、どうも混同されている方が多いんです。
特に「風水占い」というもの。
うーん、何なんでしょう?理解に苦しみます。完全な創造物であります。
好きな方には、別に文句も申しませんが、風水という、一種独特の雰囲気を
持つ言葉を利用した、遊びにしか見えませんね。踊らされているのが気の毒
です。
まいっか。このメルマガは、大人のための風水セミナーですから、そういう
のは放っておいて、マイペースに正統な風水学をお伝えして参ります。
では、占いでなければ、いったい何なのかというお話。重複している読者さ
んには申し訳ないのですが、昼間書いている別のメルマガからの引用です。
風水は、いわゆる占いとは違うというのは、よく言われることですが、では
何よと言われると、ちょっとかじった人でも、うまく答えられなかったりし
ます。
答え:風水は、中国を中心とした東洋五術のなかで「相」に分類されます。
「相」というのは、ものの形や状態から、吉凶を判断する方法です。手相や
人相、印相や名相(姓名判断)と同じ分類なのです。その中身は、先人たち
が仮説⇒検証を数千年繰り返してきた、統計学といえます。
例えば、「こういう土地に家を建てたら快適になった」「この方角に便所を
作ったら、○○年生まれの人が病気になりやすい」など、生活の中での細か
な、本当に細かなデータの集積なんですね。
その中で法則性を見出し、徐々に体系的にまとめられたのが、今日の伝統的
な中国風水です。仮説⇒検証⇒法則、まさに現代科学のやり方と、まったく
同じことを、ずーっと昔から、時間をかけてやってきたというわけです。
まとめますと、風水は「空間」についての総合環境学といえますね。
で、風水は、人間を8つの「本命卦(ほんめいか)」というタイプに分けて
考えていきますが、ここで大事なのは、「本命卦では人の運命は見ない」と
いうことです。詳しくはまた次回以降にお話しますが、運命(宿命)を分析
する学問は、四柱推命を始めとする、東洋五術のひとつ「命」で行います。
これは、生年月日時(詳しくは出生地も)をデータとする意味では、西洋占
星術とも同じカテゴリーになりますね。
確かに、空間の調整だけでは、環境整備は完成しませんので、風水師は何ら
かの「命」との両輪で、鑑定を進めることが多いです。まぁ、そこらが混乱
のきっかけになっているのかも知れませんね。
話は戻りますが、本命卦では人の運命は見ませんので、占いではないことは
お分かりいただけたでしょうか?
あ、どうやら時間になってしまいました。
いいところでしたが、わたくしもそろそろやはり帰らないといけません。
家族が待ってますからね。(全然待ってなかったりして!)
ではまた!