【社長の風水】第八回「黒くて重い亀をあなたの背後に置きましょう。」
▼こんなニュースがありましたので、、、
<高松塚古墳>「玄武」の北壁石の取り出しに成功
4月17日13時35分配信 毎日新聞
極彩色壁画を保存するため石室の解体をしている奈良県明日香村の特別史跡
・高松塚古墳(7世紀末~8世紀初め)で17日、文化庁は四神の一つ
「玄武」が描かれた北壁石を取り出し、無事、隣接する準備室への移動に成
功した。午後、修理施設に運ぶ。石材の取り出しは今月5日の北端の天井石
以来2石目で、壁画の描かれた石が初めて石室の外に出た。
北壁石は幅約147~151センチ、高さ約116センチ、厚さ約31~
50センチ。東西の側石とは「合欠(あいか)き」と呼ばれるカギ状の切り
込みで接合されており、床石とのすき間には倒壊防止用とみられる小石が詰
められていた。また、北壁石の北西部分2カ所で大きな亀裂が見つかった。
【大森顕浩、林由紀子】
亀の壁で亀裂とはうまい!(笑)ちょうど良いので、このネタで参りますね。
四神はご存知でしょうか?上のニュースにもありますように、北壁が玄武と
いう亀、南は朱雀という鳳凰、西には白虎という虎、東には青龍という龍を
配置する陣形のことです。真ん中に蛇もしくは麒麟を置いて五霊とも言いま
す。「守り神」とかよく言いますけど、これらの動物に例えて、理想の布陣
とはこうあるべきだ!というお話ですので、四神・五霊の動物にはそれ以上
の意味はないと考えて良いと思います。科学的に見れば。
さて、この布陣、自分を真ん中に置いたとき、四辺がどうなっていれば良い
かを示しています。
自分の前方は南と考えます。朱雀がいます。朱雀は高い位置から情報を集め、
またその美しさは大いにインスピレーションを与えてくれる、活動の原動力
ともいえる存在です。朱雀を働きやすくするためには、自分の前方にたっぷ
りとしたスペース、見通しを確保します。目の前いきなり壁!というのは、
この観点からすると、×なんですね。
自分の背後は北と見ます。どっしりとした黒い亀が控えています。これは、
文字通り自分の後ろ盾という意味です。安心して仕事に取り組むためには、
自分の後ろに壁、ない場合は衝立やパーテーションなどで擬似的に壁を作る
のです。そうすることで、背後に何もないことから来る、潜在的な恐怖から
逃れることができ、仕事に集中する環境が整います。特に社長など要職にあ
るあなたは、必ず玄武の体制をとって下さいね。
右側は西、白虎です。虎はいつも低い体勢から、獲物を狙う準備をしていま
す。そのことから、自分の右側には、背の低い家具などを配置します。これ
は、多くの人の利き腕である右手を十分に動かせるようにという暗示といわ
れています。
そして左側が青龍です。東と考えます。龍もまた朱雀のように遠くを見通す
ことができますが、同時に確かな判断を下す賢者のイメージも持ち合わせま
す。このことから、右側には背の高い家具、しかもがっちりしたものを配置
するということです。
以上が理想の陣形です。これは、家であればまわりの建物や環境、都市であ
れば周囲の山や台地にあてはめます。規模が大きくなっても同じなのです。
ところで、四神の色が気になりませんか?これももちろん五行と連動してお
りまして、朱は南、火の色、白は西、金の色、青は東、木の色、そして黒は
北、水の色です。土がありませんが、この場合は真ん中の黄色なんですね。
ですから、例えばあなたが本命卦坎(カン)でしたら水=黒ですから、自分
の背後(仮の北)に黒いもの、もしくは水を生かす金の色=白やメタリック
系のものを配置してみる。といった具合に風水調整するんです。簡単!
(本当に基本的な調整ですけど)
ちょっと、ご自分の周囲、環境を見回してみませんか?この四神の布陣をと
ることで、案外つっかえていたものが解消されたりしますよ。