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東洋五術-ト(ぼく)について

東洋五術とは、中国文化圏を中心として体系化された思想・技術の総称です。
「命」、「ト(ぼく)」、「相」、「医」、「山」から成り、それぞれ人の運命、人の幸せ、人の成功、家庭の安定、社会の平和(民の幸せ)などを目指しているのです。

本日は、その中から、「ト(ぼく)」についてお話しましょう。

これは、方向性を判断したいときに、主に時間と方位を探っていく方法ということが出来ます。

経営者は、常に「正解の見えない選択肢」を判断、決断していくことが仕事とも言えます。
そんな中で、いつまで「考え」ていても、時間が経つばかりで得策ではありません。素早い決断が良いことは、いまさら言うまでもありませんね。
そんなときに、この「ト」を使うのです。
二者択一にせよ、三択の問題にせよ、これでズバッと決めてしまい、進めてしまう。
「考え」るのは、それからのほうが良いとは思いませんか?そのほうが、具体的にしなければいけないことや、進めるにあたっての準備がしやすくなります。そういうことにうんと頭を使えばよいということです。

「ト」には、以下のようなものがあります。

1.五行易断
2.奇門遁甲
3.干支占断
4.気学占断
5.六壬神課
など。水晶占いなど、おおよそ「答え」を導き出す占術に関しては、この類と思ってよいでしょう。

assisted by 近代図案