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世界の風水事例

またしても超有名な例を挙げてしまいますが、パリのルーブル美術館。
もともとフランスの大蔵省だったのを1981年に全面改修して出来たのですが、その時にまた指名を受けたのが、以前書いた香港の中国銀行を設計した、中国系アメリカ人のイ・ミン・ペイです。

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伝統的な建物の前に、ガラスのピラミッドということで、当初は非難が集中したそうですが、これは、典型的な「水」の性質の建築物、ルーブルの宮殿に対し、完璧な「火」の形である三角形をあえてぶつけ、完全なるバランスをとったといわれています。

結果、天空からのエネルギーをピラミッドが引き寄せ、この場所を魅力的なものにしています。
来訪者は増加し、パリのシンボル的な場所になったのは、捺して知るべしですね。

ミッテラン大統領の、モーレツなラブコールで実現したそうですよ。どうも上層部のほうは、風水について気付いているようです。


・ヨーロッパでは、ドイツで盛ん?

調べていると、やたらドイツのサイトが目につきます。何が書いてあるのかは、ほぼわかりませんが、建築系のサイトで、風水の記述が目立ちました。

特徴的なのは、女性の風水師が多いこと!逆に男性は、その人たちの師匠にあたる、中国系の人くらいしか、見受けられませんでした。
西洋の人が、どんな視点、考えで風水に取り組んでいるのか、興味あるところですね。

また先日、フランス在住で一時帰国した人に聞いたんですが、フランスでも書店に行けば、占いコーナーに!必ず風水の本は置いてあり、パリっ子達には馴染みのあるものになっているようです。

イギリスでも、最近話題になった、チャールズ皇太子の結婚騒動の陰に、中国人アドバイザーが、なんてありましたが、四柱推命や風水を会得している人間のようです。

トップにいる人間は、孤独ですから、たいていは何か拠り所を求めます。
それが特定の宗教だったりするといろいろ攻撃も受けやすいのでしょうが、風水は完全に学問ですので、とっつきやすいのかも知れませんね。

assisted by 近代図案