【社長の風水】第五回「地磁気と電磁波と風水学」
▼地磁気と電磁波
地球は大きな磁石であるということは、誰もが知っている事実です。だから
磁石のNは、北(磁北=地図上の北極とは実はズレてます)を指すんですよ
ね。で、地球上の生き物は、この大きな磁石から発生する地磁気の中で暮ら
しています。
地磁気は、方向と大きさを持っています。赤道付近で最も弱く、高緯度にな
るほど強くなります。よくご存知のガウスや、ナノテスラという単位で示さ
れます。
実際の地磁気の平均値は、0.24~0.66ガウス。日本あたりでは、0.5ガウス
前後が平均値です。
さて、思い出して下さい。風水の本命卦というのは、この地磁気とその人と
の、感応性質を表したものであります。全8タイプ。忘れちゃった方は、
復習お願いいたします。
つまり、地磁気にはベクトルがあり、それに対してどのように立ち振る舞う
のが、そのタイプの人にとって最適なのかを、教えてくれるものです。
話は戻りますが、人間は、その場所での平均的な地磁気の中で、最も調子が
よく動くように出来ています。その場所というのは、生まれた土地のことで
す。だから、精度を求める風水師は、出生年月日時プラス、出生地を聞いて
から、鑑定をします。
地磁気は、地面から離れるほど弱くなります。ですから、高層ビルで働いて
いる方は、地磁気が足りません。まず、不足しているという状態がある。
それに加えて、IT社会である現代、パソコンをはじめ強烈な電磁波を発す
る機器に囲まれて仕事をすることで、今度は人工的な磁波を浴びることにな
ります。こちらははっきり言って多過ぎることのほうが多いでしょう。
元来、居るべきところにおらず(出生地以外で勤務)、地磁気の不足した環
境(高層ビル)にいて、要らない電磁波まで浴びている。それが現代のビジ
ネスマンの状態です。これで正常でいられるはずがありませんね。
▼社員を救う
そこで社長さんのやらなければいけないことは、たった一つ。
そうです。社員を、そしてご自分の体を守ることです。
具体的には、机の向きを、各々なるたけ吉方位に調整し、社内の中心からの
方位も、吉方位になるように考えてみる。さらには、宅気との兼ね合いも
見られればより良いでしょう。
すべての社員が吉方位を取れるかといえば、無理な話だと思いますので、
せめて最大凶方位は避けるようにしましょう。まずこれで、見えない部分を
調整し、次にわかりやすい部分にも目を向けましょう。
例えばパソコンの画面。当然、体から離れるほど影響は小さくなりますから
なるたけ離す。それには、大きめの机が必要かもしれないし、ディスプレイ
の字の大きさを大きく設定することが必要になるかもしれません。それは、
各々で電磁波から遠ざかるように考えてみることです。
また、マイナスイオンを活用することも有効と思われます。電磁波はプラス
イオンの発生源ともいわれますので、それを中和する意味で、マイナスイオ
ン発生機や、水(水がしぶきをあげるとマイナスイオンが発生する)の利用
は有効でしょう。風水師が、しばしば死気とよばれる場所に、水槽などの水
ものの設置を薦める(そうすることによって、財方という吉方位に転ずる)
のも、無関係ではないはずです。
携帯電話も、脳を直撃ですよね。なるたけヘッドフォンを活用するなど、
工夫するにこしたことはありませんよ。いつか、急にガクっと来ないよう、
対策しておくのが、賢い社長さんというものです。